固定アンテナのままで1チューナー8衛星受信
機材・設置のあれこれ海外衛星受信に普段使用しているチューナー2台のうちS端子があり画質的には気に入っていた方の感度がどうも悪いため、1つのチューナーで8つの衛星(実際には7衛星でPAS-8のCバンドとKuバンドを別衛星扱いとして設定)を受信することにしました。
アンテナは全て固定されており、これまではDiSEqCスイッチのみを使用しそれぞれのチューナーで4衛星を受信していましたが、今回は常時使用チューナーを1台に減らしDiSEqCスイッチと0/22KHz切替スイッチの組み合わせでしのぐ形に変えました。
約1年半ぶりに常時使用チューナーに復帰した韓国製チューナーは一つの受信衛星設定メニューで各種スイッチ切替の指定を行えるため、1チューナー8衛星受信も容易に出来ます。
エニーテックさんのHPによると0/22KHz切替スイッチをDiSEqCスイッチよりもチューナー側の手前に入れてしまうと正常に動作しないとこのこと。実際に私のチューナーでも順序が逆の状態では正常動作しなかったため、0/22KHz切替スイッチを4個用意することにしました。
スイッチの位置関係は上図の通りです。図にはありませんが、実際にはLNBFと0/22KHz切替スイッチの間にはすきまケーブルが入っています。更に一部のアンテナは20m近い同軸ケーブルの先にあるためシグナルの減衰が見られ、チューナーとDiSEqCスイッチの間に信号増幅器を挟んであります。
チューナーでの設定は以下の様にしました。
・衛星1;DiSEqCスイッチ(LNBF-1)、0/22KHzスイッチ(ON)
・衛星2;DiSEqCスイッチ(LNBF-1)、0/22KHzスイッチ(OFF)
・衛星3;DiSEqCスイッチ(LNBF-2)、0/22KHzスイッチ(ON)
・衛星4;DiSEqCスイッチ(LNBF-2)、0/22KHzスイッチ(OFF)
・衛星5;DiSEqCスイッチ(LNBF-3)、0/22KHzスイッチ(ON)
・衛星6;DiSEqCスイッチ(LNBF-3)、0/22KHzスイッチ(OFF)
・衛星7;DiSEqCスイッチ(LNBF-4)、0/22KHzスイッチ(ON)
・衛星8;DiSEqCスイッチ(LNBF-4)、0/22KHzスイッチ(OFF)
0/22KHzスイッチが切り替わるたびにカチカチ音がするのは多少気になるところですが、複数リモコンやAVセレクター無しにチューナー1台でチャンネルを変えられるので便利になりました。