【手順2】自分の地域で衛星がどの方向に来るのかを調べる

受信作業の手順
11 /07 2009
(4年前に書いたものを加筆・修正しました)

Lyngsat」にある衛星リストでは、衛星が空のどこにあるか(=方位)を示しています。

実際には空に浮かぶ衛星と受信地点との位置関係によって、その衛星の見える方角や角度が変わってきます。日本でも北海道と沖縄では同じ衛星でも見える方角や角度が違ってくるので、自分が受信する地域における実際の位置を確認する必要があります。


■衛星位置計算用オンラインツールを使って

これについては横浜の会社「ハマーズ」が提供しているウェブページ「衛星位置計算表」が有名だと思います。

受信を希望する衛星をクリックして受信都市を選択、計算実行ボタンを押すと衛星の方角などを表示してくれます。



この計算表を使うと、例えば東京で衛星「Chinasat-6B」を受信する場合、衛星が方位磁石の目盛約225度という南西方向にあり、地上から仰ぎ見た時の角度(=仰角)は約41度になることがわかります。

その他の衛星位置・方角計算ツール;
 ・WARD「衛星別方位と仰角
 ・WARD「Sat Az/El Finder


■専用ソフトを使って

海外衛星を受信する際、「SMWLink」という数値計算ソフトを利用すると便利です。これはスウェーデンのサイトが配布している無料ソフトなのですが、さまざまな数値を求めることができるため初心者から上級者まで広く使えます。

受信地点の緯度・経度、衛星の位置が判明しているならばこのソフトを使ってみてください。LNBFを時計回り/反時計回りにどれだけ回せばよいかという偏波角の数値も出るので重宝します。



アジアをカバーする衛星の殆どはLyngsatの表で方位が「XXX.XE」と示されており、数字の後に来る「E」が「East(東)」と意味します。

「SMWLink」では衛星の方位に「E」がついている場合、衛星位置の欄をマイナス記号無しで記入するようになっています。例えば「169.0E」とLyngsatに書かれていれば「169」と入力します。

左上の「緯度」、「経度」欄は受信地点の緯度と経度を調べて入力します。


■Googleマップを組み込んだツールで衛星の方向と偏波角を確認

TELE-satellite International Magazineの2008年3月号でGoogleマップと組み合わせた衛星位置確認ツール「Satellite Dish Pointer」が紹介されていました。





このツールでは地図の赤いマークを受信地点に設定、受信したい衛星の名称を一覧から選択すると直線で近隣ランドマークのどこにアンテナを向ければよいのかが分かる他、方位角・仰角・偏波角が一覧表示されるという仕組みになっています。

検索・表示共に日本語対応で丁目・番・号単位まで絞り込む事が出来ます。



粗い写真しか用意されておらず自宅がズームされた航空写真を見ながら衛星位置を確認することは出来ない場合には、「Map」画面に切り替えることで自宅周辺を拡大した地図を見ることが可能になります。

方位磁石が狂って使えない場所でのアンテナ調整に便利かと思います。


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虎太郎

デジタル機器の好きな元文系人間です。家のあれこれで機材のメンテナンス継続が難しくなり海外衛星受信やPC自作は引退。

最近はPCやタブレットを使ったインターネットTV、STBのリモート視聴機能、Slingboxによるライブストリーミング、Android TV Boxにて国内外の放送を楽しんでいます。

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