HDTV海外衛星チューナーと液晶テレビのインターレース縞

受信トラブルや失敗話
07 /24 2010
悩んだ挙げ句秋葉原まで実物を見に行った上で結局買ってしまった2代目のマルチ方式Bravia液晶テレビ「KDL-32EX500」をしばらく使って気が付いたのですが、こちらのモデルは先代のブラビア「KLV-26S200A」では目に留まることのなかったインターレース出力時の縞状ギザギザがだいぶ出やすいように感じました。

インターレース縞と呼ばれるらしいこの状態ですが、IPBox 9000HDとAZBox HDシリーズの双方において1080iといったインターレース出力に設定した際に出てきてしまいます。

だいぶ見苦しいので、IPBox 9000HDは従来通り720p出力、AZBox HD EliteとPremium+は1080p出力に固定している状態です。

フルHD対応のAZBox HDは今回の液晶テレビとの相性がいいようで、おおむね満足できる画質を得られているように思います。PC側から外付HDDに転送した1080p動画の再生も滑らかでなかなか良い感じです。一方IPBox 9000HD Plusは先代の「KLV-26S200A」と組み合わせた時の方が美麗な画質だったような気がします。「KDL-32EX500」の画質設定であれこれと工夫してみてはいるのですが、どうもいま一歩です。

今回は動画再生機能付き1080p対応海外衛星チューナーの真価を実感する一方で、海外衛星チューナーのアップコンバート機能や液晶テレビとの相性を再考する機会となりました。

秋葉原では免税家電店をまわって実物をじっくり見てきたのですが、リモコン無しの展示が多く細かい部分まではわからず、また店頭展示用に地デジチューナーからの出力を分配器で分けているため大元のチューナーとテレビの両方を操作して長所・短所を確認することもできませんでした。実際に買ってみないと分からないことも色々あるようです。

ひとまず今回はAZBox HDの1080p出力のお蔭で特に問題なくやっていけそうです。本当はツインチューナーの方を使いたいのですが、そのAZBox HD Premium+はHD放送の認識が万全でないというバグが放置されたままなので、現在もEliteをメイン機にしている状態です。

【追記~マルチ方式液晶テレビBraviaのハーフHD製品とフルHD製品を比べてみて】

その後同じ放送で576p、720p、1080pに切り替えていて、局のロゴの表示位置とサイズがそれぞれでかなり異なることに気付きました。実際に物差しを当てて測ったところ、1080pの時が最もロゴが小さく位置も内側に表示されました。720pだとロゴが右寄りになり大きさも一回りアップした状態となりました。

動画再生中に一時停止したままPALの1080p、576p、720pに切り替えていくと、1080pでは表示されていた画面の縁が576p等では表示されていないことも確認できました。

4:3映像の両脇に黒帯を表示するPillar Box表示モードにした際も違いがあり、576p、720p、1080pの時で黒帯の幅が異なりました。手持ちの32型液晶とAZBox HD Eliteの組み合わせでは、576pの時の黒帯は720pにすると内側に5mmほど寄り、1080pにすると576pの時よりも内側に2cm近く寄るといった感じです。

先代ブラビアはハーフHDで、今回のフルHD画面とは720p映像の拡大表示や1080i映像の縮小表示の点で色々と異なり、それが今回IPBox 9000HDの720p映像が以前よりも綺麗に感じられなくなった一因なのかもしれません。

フルHD液晶にするにあたっては、まだまだSD放送が多い海外衛星放送との相性という点で多少注意すべきなのかもしれません。1080pチューナーを持っておらず普段は720p出力にする、というケースでは案外ハーフHDが向いているということもあるのではないでしょうか。

(どうもこれは720pとフルHD液晶テレビ、オーバースキャンといった問題らしいので、今後更に調べてみたいと思います。)

私自身、もし1080iどまりのチューナーしか無い環境でフルHD液晶テレビを買っていたら、「あれ?」となっていた可能性もありそうです。ちなみにIPBox 9000HDの画質が良好なことには変わりがないので、将来1080p出力対応の姉妹機が出た場合には購入を検討するかもしれません。

【追記2~表示領域問題その後;オーバースキャン設定解除オプション】

今回経験した720p等における端切れ・映像ぼやけ表示問題ですが、オーバースキャンが原因であることが分かりました。自分自身オーバースキャンやフルピクセルによるジャストスキャンといった用語を知らなかったので、液晶テレビを買い換える時も全く気にしていませんでした。

手持ちのKDL-32EX500の場合Screen設定メニューでフルピクセルオプションが出てくるのは解像度が1080の時で、720pの時にはフルピクセルオプションが用意されておらず、代わりに+1、Normal、-1から選ぶようになっています。海外フォーラムによると-1がオーバースキャンで+1がオーバースキャン解除に相当するとのことで、ひとまず720p出力にしているIPBox 9000HDについては+1設定としてみました。

これで映像の拡大と端切れが大幅に解消され、だいぶまともになった感じです。

ちなみに液晶テレビの側でジャストスキャン、フルピクセル表示、オーバースキャン解除に相当する設定機能が無く強制的にオーバースキャンとなる場合は、今回私が経験したような画面の端切れ現象を解消できないことになる模様です。

マルチ液晶テレビ購入の際にはチェックすべき項目だと、今回改めて実感しました。

虎太郎

デジタル機器の好きな元文系人間です。家のあれこれで機材のメンテナンス継続が難しくなり海外衛星受信やPC自作は引退。

最近はPCやタブレットを使ったインターネットTV、STBのリモート視聴機能、Slingboxによるライブストリーミング、Android TV Boxにて国内外の放送を楽しんでいます。

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